ありそうでなかった「ITのためのITサービス」で 急成長する「サービスナウ」の戦略

ありそうでなかった「ITのためのITサービス」で 急成長する「サービスナウ」の戦略

ServiceNow Japanの村瀬将思社長

普通のワーカーの仕事をもっと効率化できないか――2003年の創業以来、この課題に取り組んできたのがサービスナウ(ServiceNow)だ。ITサービス管理からスタートし、カスタマーサービス、人事などに従事する人の業務効率化をクラウドで提供する。世界で最も革新的な企業と言われる同社の強さはどこにあるのだろうか? 日本法人を率いる村瀬将思氏の話を中心にまとめる。

■プラットフォームこそサービスナウの強み

 今年5月末、Forbes誌は8回目となる「最も革新的な企業」の1位にサービスナウを選んだ。常連のセールスフォース・ドットコムやテスラ・モーターズを抑えて、初の首位だ。実際のところ革新性の測定は難しいが、サービスナウの人気が高いことは間違いない。今年5月初めに米ラスベガスで開催した年に一度のプライベートイベントには、世界中から1万8000人が集まった。同社のクラウドサービスの更新率は97%以上を誇る。日本でこそ知名度は高くないが、ITサービス管理に導入して30万人の社員が利用する独シーメンスなど、大型の事例も多数出てきている。

「最も革新的な企業」に選ばれたForbes特別号の表紙を飾ったサービスナウの創業者、Fred Luddy氏が同社を創業したのは、今から15年前のことだ。Luddy氏は前職で最高技術責任者(CTO)を務めていた時から、現場のワーカーの生産性を高めるにはどうすれば良いか、また彼らにとってITが難しいことなどを課題に感じていた。

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