米国との会談で中国の「英雄」になった共産党政治局員、裏にしたたかな演出も?

米国との会談で中国の「英雄」になった共産党政治局員、裏にしたたかな演出も?

楊潔チ氏(チは竹カンムリに褫のつくり) Photo:YOSHIKAZU TSUNO/gettyimages

■米中外交トップ会談で激しい応酬

 アメリカ合衆国最北端にある州、アラスカ州。そして、その最大都市であるアンカレッジ市。そのいずれもほとんどの中国人は訪れたことがなく、なじみの薄い地名だった。

 しかし、3月18、19日、同市で行われた米中外交トップ会談で一気に注目の的となった。対談の主役は、ブリンケン米国務長官とサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)、楊潔チ(チは竹カンムリに褫のつくり)共産党政治局員と王毅外相だ。

 3月18日に始まった米中外交トップ会談は、冒頭の写真撮影の時間から険悪なムードで、激しい外交的応酬になった。ブリンケン氏は中国への「深い懸念」と新疆ウイグル自治区少数民族問題や香港問題などを提起。楊氏は即座に「米国の内政干渉に断固反対だ」などと反撃した。

 予定では、そこでメディア関係者が退場することになっていたので、一部のメディアも退場しはじめた。楊氏の発言に対して、反論を加えないと、米国の世論に罵倒されかねないと判断したブリンケン氏は退室しようとした報道陣を呼び止め、米国の立場の正当性を強調。それに対して、楊氏も再度、発言し、米側が外交儀礼に反していると強く反発し、のちに話題になった対米批判の砲火を浴びせた。

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