伝統校を左右する手腕、新校長人事で見る首都圏「中高一貫校」の将来

そもそも男子校に女性校長ということ自体が珍しい。毎朝校門で生徒を出迎える姿は“成城の母”そのものだった。栗原前校長には、都立の名門校である小石川高校最後の校長であり、中等教育学校の2期生までを見送ったという顔もある。栗原氏はこの春退任し、教務主任、教頭を経て内部昇格した岩本正氏に後を託した。

 成城は2018年を最後に高校からの募集をやめた。そのため、2021年から全生徒が中学入試を経て入った完全中高一貫校となる。岩本新校長の下、グローバル・リーダーを視野に入れた学校改革をさらに進めていくことになりそうだ。

 15年前、創立100周年を機に千代田区富士見から江東区有明に移転、女子校から共学化して校名も変更したかえつ有明は、東京湾岸にある私立中高一貫校の先駆けである。東京農工大学学長も務めた2016年就任の小畑秀文氏から、この春、教頭の前嶋正秀氏にバトンが渡された。小畑氏の前任者が辞任したとき、前嶋氏は校長代行も務めたことがある。晴れて内部昇格した印象である。帰国生も多く、新しい学びにも積極的な学校だけに、2021年入試でも人気が高かった。

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