【大学入試2021】よもやの志願者数12%減!「私大入試」が抱える闇

【大学入試2021】よもやの志願者数12%減!「私大入試」が抱える闇

JR総武線津田沼駅前にある千葉工業大学。学生数は1万人に迫り、構内にはタワー棟が立ち並んでいる(千葉県習志野市)

新型コロナウイルス禍は、私立大学入試に潜む問題点を次々にあぶり出している。当初は、その実施すら危ぶまれた2021年度大学入試(一般選抜)は、大きな事故もなく終えることができたものの、その結果は衝撃的なものだった。志願者数だけを見ても、大学間の優勝劣敗が鮮明に表れており、これまでの経験則が通用しないような事態が起きている。(ダイヤモンド社教育情報、撮影/倉部和彦)
*大学の志願状況は大学通信調べ(2021年3月末現在)

>>第1回はこちら
>>第2回はこちら
>>第3回はこちら

■新型コロナ禍で開いた私大入試“パンドラの箱”

 新たに始まる大学入試共通テストを敬遠して、2020年度入試で現役志向が強まったこともあり、浪人生も減少した。大学入学共通テストが実施され、そこに新型コロナ禍が襲ったことで、2021年度入試の私立大学志願者数が数%程度減少することは織り込み済みだった。しかし、それが2ケタ減になろうとは、関係者は誰も予想しなかった事態である。いったい何が起きたのだろうか。

安田 3月20日を過ぎて、上智大学のある学部からある受験生に追加合格の電話がかかってきました。20人くらいにはかけたようなのですが、もう他の大学に入学手続きを取ったからとお断りしたそうです。

1 2 3 4 次へ

関連記事(外部サイト)

×