金脈の発見…ゴールドラッシュがアメリカにもたらした「もっとも大きなメリット」とは?

金脈の発見…ゴールドラッシュがアメリカにもたらした「もっとも大きなメリット」とは?

Photo: Adobe Stock

火の発見とエネルギー革命、歴史を変えたビール・ワイン・蒸留酒、金・銀への欲望が世界をグローバル化した、石油に浮かぶ文明、ドラッグの魔力、化学兵器と核兵器…。化学は人類を大きく動かしている――。化学という学問の知的探求の営みを伝えると同時に、人間の夢や欲望を形にしてきた「化学」の実学として面白さを、著者の親切な文章と、図解、イラストも用いながら、やわらかく読者に届ける、白熱のサイエンスエンターテイメント『世界史は化学でできている』。発売たちまち4万部を突破し、池谷裕二氏(脳研究者、東京大学教授)「こんなに楽しい化学の本は初めてだ。スケールが大きいのにとても身近。現実的だけど神秘的。文理が融合された多面的な“化学”に魅了されっぱなしだ」と絶賛されたその内容の一部を紹介します。好評連載のバックナンバーはこちらから。

■カリフォルニア・ゴールドラッシュ

 一八四八年、カリフォルニアで金鉱(金脈)が発見されると、金発見の知らせはたちまちアメリカ全土に広がった。アメリカ国内はもとより海外からもおよそ三〇万人の男女、子どもがカリフォルニアに集まった。この出来事を「カリフォルニア・ゴールドラッシュ」という。

 他の地域でもゴールドラッシュがあったが、カリフォルニアのものがもっとも大規模で有名だ。

 このとき移動してきた三〇万人は、約一五万人は海路から、残りの一五万人は陸路からだった。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)

×