インド感染爆発で中国「一帯一路」計画の頓挫も?陸続きで変異種流入の脅威

インド感染爆発で中国「一帯一路」計画の頓挫も?陸続きで変異種流入の脅威

Photo:SOPA Images/gettyimages

インドでの新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。「インド株」ともいわれる感染力の強い変異株はインド国内で猛威を振るうのみならず、新たな感染の波が南アジアや東南アジアにまで広がっている。「コロナ独り勝ち」と自信を見せていた中国だが、周辺国が最悪の状況に陥っていく中で、ある懸念が広がっている。(ジャーナリスト 姫田小夏)

■インドの感染拡大、深刻な事態に…

 今年5月7日、インドの累計感染者数は2149万人を超えた。4月7日には1280万人だったが、わずか1カ月で868万人増えたことになる。WHO(世界保健機関)の専門家は「インドの感染者数は、報告されたものより少なくとも20〜30倍は多い」とも推計しており、事態の深刻さを訴えている。

 2月、インドの新規感染者数は1日当たり1万人ペースで推移していた。しかし3月中旬から徐々に増える傾向を見せ始め、4月初旬には1日当たり10万人台を突破した(参照:「Our World in Data」)。

 インドの感染拡大を許した要因として、政府の拡大防止措置や国民の防疫意識の不十分さ、変異株の感染力の強さが指摘されるが、これ以外にも、政治や習俗に関わる要因が挙げられる。特に、今年のクンブ・メーラ祭は、12年に一度の大祭に当たり、インド中から修行者が数百人規模で集まってガンジス川で沐浴したことが変異株の拡散につながった。

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