コロナ対応の失敗が浮き彫りにした日本の「危機の本質」

コロナ対応の失敗が浮き彫りにした日本の「危機の本質」

Photo:PIXTA

■コロナ・パンデミックは日本にとって「津波」

 日本の新型コロナウイルスの感染状況を「さざ波」と評した人がいる。

 確かに欧米やインドなどに比べ日本の累計感染者や死者の数は桁違いに少ない。しかし欧米との比較だけでは問題の本質を見誤る。

 すでに死者は1万人を超え、感染の恐怖は人々の生活様式までを変えた。経済的困窮に苦しむ人々や自死を選ぶ人々が増え、コロナ感染が続く限り経済回復も望めない。

 今の日本のコロナ対応のまずさは、一言で言えば政治の機能不全を国民に示している。コロナ・パンデミックは実は「さざ波」などではなく、日本の本当の危機を露呈した「津波」だと認識すべきだろう。

■行き当たりばったりの対策「根拠なき楽観論」またも

 いつの間にか日本は先進民主主義のなかでの劣等生になってしまったようだ。

 実質経済成長率は105位(IMFまとめ、2020年)、労働生産性はOECD加盟37カ国中21位(2019年)、公的債務のGDP比はG7中最下位、さらには男女平等度120位(世界経済フォーラム「世界男女平等ランキング」、2021年)、報道の自由度67位(国境なき記者団「世界報道自由度ランキング」、2021年)、そして群を抜く少子高齢化――。

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