「熱海土石流」で浮き彫り、盛り土の造成地の危険性とは

「熱海土石流」で浮き彫り、盛り土の造成地の危険性とは

Photo:Yuichi Yamazaki/gettyimages

7月3日に静岡県熱海市で起きた土石流被害で、起点付近に大量の盛り土があったことが問題視されている。国土交通省は今年3月に盛り土造成地の安全対策を加速すると公表したが、年を追うごとに自然災害が深刻化する中、全国の盛り土の総点検と抜本的な対策が急務だろう。(LIFULL HOME’S総合研究所 副所長チーフアナリスト 中山登志朗)

■豪雨被害が7月に集中する理由

 2021年7月3日、熱海市の伊豆山で線状降水帯による豪雨で土石流が起き、多くの被害が発生した。この1年前の2020年7月4日には熊本県ほか九州全域で同じく記録的な豪雨による浸水被害があったことは記憶に新しい。

 ほかにも7月というと、2019年には九州南部で合計1000ミリを超える大雨によって死者の発生および住宅の全半壊があり、2018年には西日本豪雨によって広島県呉市、岡山県倉敷市で大きな被害が発生している。また、2017年7月の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市や大分県日田市で死者・行方不明者が多数発生した。

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