橋下徹が「オフレコ」の話を絶対にしない理由

橋下徹が「オフレコ」の話を絶対にしない理由

橋下流・危機管理マネジメントとは? Photo:JIJI

38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任した橋下徹氏。府庁や市役所といった「組織」のリーダーとして、大胆に改革を実行してきた。先の見えない状況でリーダーは何を考え、どう判断するべきなのか。橋下氏の最新刊『決断力 誰もが納得する結論の導き方』から一部を抜粋して、危機的状況におけるマネジメントの要諦を解説する。

■組織は自分たちに都合の悪い事実は必ず隠す

 危機のときには、リーダーのマネジメント能力が問われます。曖昧で不明確な指示では組織の動きは鈍くなりますし、部下たちは組織防衛のため、不都合な事実を隠そうとします。

 これを端的に表しているのが、2016年からの自衛隊の日報不開示問題です。これは自衛隊の南スーダン国連平和維持活動(PKO)やイラク派遣の活動報告書(日報)について、防衛省が「存在しない」としていたにもかかわらず、その後見つかった事件です。防衛省・自衛隊による組織的な隠ぺいの疑いがかけられ、文民統制(シビリアン・コントロール)の根幹を揺るがす問題として世間を騒がせました。

 このとき、稲田朋美防衛大臣(当時)は、廃棄されたというイラク派遣における部隊日報について、防衛省・自衛隊に「本当にないのか」と確認したようです。でも、この程度の質問ではまだ組織は本気で動きません。

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