中国山西省の「SARS治療の秘策」は、医療崩壊が迫る日本のお手本になるか

中国山西省の「SARS治療の秘策」は、医療崩壊が迫る日本のお手本になるか

Photo:PIXTA

■基礎疾患のある友人がコロナ感染、どうしたら?

 東京五輪開会式が行われた6日後の7月29日深夜、私のウィーチャット(中国版SNS)に、東京在住の友人Gさんから助けを求める連絡が入った。

「ご相談に乗っていただきたいことがあります。Sさん(著者と彼の共通の友人)は、新型コロナに感染してしまいました。7月27日に陽性が判明し、病院から解熱剤を処方され、保健所から直接電話が来ると言われました。しかし、2日間待っていても、保健所からの電話はありませんでした。熱がなかなか下がらず、解熱剤を飲んでいったん37.5度まで下がりましたが、しばらくたつとまた38.7度〜38.9度へ戻ってしまいました。咳もひどくて、胸が痛かったと本人が言っています。

 今日も一日中必死になって保健所に連絡してみましたが、夕方になってようやく電話が通じました。保健所からは、病床は全然ないので、救急車で運ばれていっても病床は確保できないと言われました」

 Sさんは、女性経営者で、90歳過ぎの両親と都内で一緒に住んでいる。もし2人の老人が感染したらと思うと不安だ。また、Sさんが基礎疾患を有していることも心配だった。

 しかし、Sさんは他人に迷惑をかけたくないという意識が強く、まわりの友人たちに助けを求める行動を一切起こしていない。このままでは、大変なことになると危惧したGさんは、Sさんをなんとかして一刻も早く入院させて治療を受けられるようにと、内緒で私にSOSを出したのだ。

「万が一、Sさんが重症になって何かたいへんなことでも起きたら、彼女の両親も生きて行けなくなるおそれがあります。お力を貸してください」とGさんは語った。

続きはダイヤモンド・オンラインで
(会員登録が必要な場合があります)

1

関連記事(外部サイト)