信頼されるリーダーになるために不可欠な「あるパワー」とは?

信頼されるリーダーになるために不可欠な「あるパワー」とは?

Photo:Adobe Stock

若い世代を中心に働き方やキャリアに対する価値観が多様化している昨今、リーダーがパワーを駆使するトップダウン型ではなく、民主的なコミュニケーションを重視するフラット型の組織を目指す企業が増えている。
いまわたしたちが生きているのは、変化が激しく未来の展望を描きづらい「VUCA」の時代。だからこそ、多様な意見をオープンに取り込むことで意思決定の質を高めなければ、不確実な状況に対して臨機応変に対応できなくなってしまう。
しかし、どのような組織であっても、重大な意思決定を下す際には「決断する」というマネジメントの力が必要不可欠なことに変わりはない。
そこで、リーダーによるパワーの使い方を考えるカギになるのが、世界中のビジネスパーソンが強い関心を寄せているEI〈Emotional Intelligence〉(エモーショナル・インテリジェンス/感情的知性)だ。
今回は、パワーを正しく使うためのスキルが満載の、ハーバード・ビジネス・レビューEIシリーズ『リーダーの持つ力』の、独立研究者の山口周氏が著した日本版オリジナル解説「パワーの過去・現在・未来」から抜粋して、3回に分けて紹介する。(構成/根本隼)

■支配を正当化する3種類のパワーとは?

 組織や社会におけるパワーの問題を考えると、そこには複数の種類のパワーが紛らわしく併存していることがわかります。

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