【ガラスの世界史】人類はいつ頃に「ガラス」を作ったのか?

【ガラスの世界史】人類はいつ頃に「ガラス」を作ったのか?

Photo: Adobe Stock

火の発見とエネルギー革命、歴史を変えたビール・ワイン・蒸留酒、金・銀への欲望が世界をグローバル化した、石油に浮かぶ文明、ドラッグの魔力、化学兵器と核兵器…。化学は人類を大きく動かしている――。白熱のサイエンスエンターテイメント『世界史は化学でできている』は、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞夕刊、読売新聞夕刊と書評が相次ぎ、累計8万部を突破。『Newton9月号 特集 科学名著図鑑』において、「科学の名著100冊」にも選出された。
池谷裕二氏(脳研究者、東京大学教授)「こんなに楽しい化学の本は初めてだ。スケールが大きいのにとても身近。現実的だけど神秘的。文理が融合された多面的な“化学”に魅了されっぱなしだ」と絶賛されたその内容の一部を紹介します。好評連載のバックナンバーはこちらから。

■ガラスの起源

 人類がガラスをつくったのはいつのことだろうか。自然界には黒曜石(黒曜岩)などガラス質の岩石があり、石器ナイフとして使われていた。

 人類のガラスの発見には諸説ある。

 ガラスは、石や砂のなかにある材料から取り出してつくることができる。使う材料はおもに、ケイ砂(石英)、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、炭酸カルシウム(石灰石)だ。

 いまのところ、エジプト・メソポタミアの遺跡から発掘されたガラス玉が世界最古とされている。

1 2 3 4 次へ

関連記事(外部サイト)