独学の達人が教える「Wikipedia」を使って学びを深める方法

独学の達人が教える「Wikipedia」を使って学びを深める方法

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『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』が10万部を突破! 本書には東京大学教授の柳川範之氏が「著者の知識が圧倒的」、独立研究者の山口周氏も「この本、とても面白いです」と推薦文を寄せ、ビジネスマンから大学生まで多くの人がSNSで勉強法を公開するなど、話題になっています。
この連載では、著者の読書猿さんが「勉強が続かない」「やる気が出ない」「目標の立て方がわからない」「受験に受かりたい」「英語を学び直したい」……などなど、「具体的な悩み」に回答。今日から役立ち、一生使える方法を紹介していきます。
※質問は、「猫町倶楽部」の読書会で出た質問を元に、加筆・修正しています。

[質問]
『独学大全』で調べるツールとしてWikipediaを取り上げなかったのはなぜですか?

■出典の文献を知るために使う

[読書猿の回答]
 Wikipediaは第4部の外国語のところに出てきますが、確かに調べるツールとしては取り上げてないですね。理由の一つは、取り扱いが難しくて、取り上げるなら、かなりの分量を割かなくてはならなかったこと、それくらいなら、もっと紹介すべきことがあったことでしょうか。

 ざっくり説明すると、Wikipediaにおける「まともな記事」というのは、出典として上げられた文献に書いてあることを引用したり要約して組み立ててあるものです。つまりウィキペディアンたちの調べものの成果です。なので、正しい使い方は、Wikipediaで出典の文献を知って、それらに直にあたることなんです。当然、まともな記事かどうかも見分けられないといけない。で、これって『独学大全』の第2部で、できるようになることなんですね。

 その手前の方は、複数の専門事典を自分で引く方が良いような気がします。

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