田原総一朗「今回は本当にわからない」、派閥の思惑が通用しない初めての総裁選

田原総一朗「今回は本当にわからない」、派閥の思惑が通用しない初めての総裁選

そもそも自民党の「派閥」とは一体何なのか?  Photo by Teppei Hori

8月26日、ジャーナリストの田原総一朗氏は首相官邸で菅首相と会談。その8日後に菅首相は自民党総裁選に立候補しないことを表明した。果たして兆候はあったのだろうか? そして今、総裁選の投開票に向けて候補者たちの論戦は活発化。「派閥の領袖の意向が通用しない初めての総裁選」を制するのは誰か? そもそも「派閥」とは一体何なのか? 田原氏に見解を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド社編集委員 長谷川幸光)

■菅首相は、総理の座にもともと固執するような人物ではない

――自民党総裁選挙が佳境です。田原さんは前回、菅内閣の支持率が上がらなければ河野太郎行政・規制改革相が出馬することの可能性や、安倍晋三前首相が高市早苗前総務相を推す可能性を示唆していました。その後に菅義偉首相が退任を表明、結果的にその通りになりました。

 何人かの有識者と日本の今後の経済について話し、僕なりの意見をまとめた。それを伝えようと8月26日に菅さんと会談したが、その時は「(総理として感染症対策を)政治生命をかけてがんばりたい」ときっぱりと語っていた。その覚悟がひしひしと伝わって来た。

 しかし状況が変わった。菅政権の支持率が30%を切ったことで、若手や中堅の議員たちが「このままでは自分たちは衆院選で落選するのではないか」と強い危機感を持った。

 全国のどの選挙区でも菅さんの評判が非常に悪い。

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