なぜ西武園ゆうえんちに「昭和の街」が生まれたのか?

なぜ西武園ゆうえんちに「昭和の街」が生まれたのか?

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2021年に流行ったものの一つに「昭和レトロ」があるという。日経トレンディの「2021年ヒット商品ベスト30」では、「昭和・平成レトロブーム」が4位にランクインし、その代表格が「西武園ゆうえんち」であったと報じられている。
西武園ゆうえんちのリニューアルにあたり、その目玉が「昭和の商店街」の再現だと発表されたとき、ここまでのブームになると予想した人がどれだけいただろうか。「昭和レトロ」はこれまでにいろいろなところで使われてきたアイデアであり、それほど斬新なわけではない。しかも100億円という限定的な予算。加えて、コロナ禍という想定外の悪条件もあった。本当に大丈夫なのだろうか?
しかし、西武園ゆうえんちは見事に復活した。今にして思えば、「昭和」という設定を活かしたアイデアが秀逸だったのだ。『苦しかったときの話をしようか』(ダイヤモンド社)の著者であり、『日曜日の初耳学』(TBS系列)にも出演する森岡毅氏に、「ブランドを強くするコンセプトの作り方」について伺った。(取材/ダイヤモンド社・亀井史夫)

■西武園ゆうえんちリニューアルの「肝」は「コミュニティー愛」

――西武園ゆうえんちは、今年5月に「昭和」をイメージした「夕日の丘商店街」や昭和を代表する大怪獣ゴジラの最新アトラクションを投入した映画館「夕陽館」をオープンすることでリニューアルしました。

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