中国ハイアールの会長が退任、「伝説の終わり」とまで惜しまれる人間性とは

中国ハイアールの会長が退任、「伝説の終わり」とまで惜しまれる人間性とは

飛行機で移動中の張会長(2002年著者撮影)

■中国家電メーカーのハイアールの今昔

 11月9日、東京で家電メーカーのハイアールジャパンセールス(*)の新商品発表・事前試食会が行われ、出席した。会場はクッキングスタジオのようで、長い作業台の上に、電気鍋のような製品が数台、置かれていた。12月1日に、販売を開始する新商品、無水かきまぜ自動調理器「HotDeli(ホットデリ)」だ。90種類の自動調理メニューを搭載し、食材のうまみと水分を生かして、1〜2人分程度の料理や食事を数分間で作ってくれるという。
*ハイアールは中国の家電メーカー

 同社の販売担当者は、「すべての自動調理メニューの材料や作り方は、スマートフォンからQR コードを読み取るだけで確認でき、お出かけ中でもメニュー選びが簡単に行えます。材料を入れてスイッチを押すだけの『ほったらかし調理』で簡単においしい料理を作れます」と説明している。

 説明を聞きながら、私は、20年前、米国・ニューヨーク市にあったハイアール米国法人の展示ホールで洗濯機の説明を受けたことを思い出した。ワンルームに住む独身または2人世帯をターゲットに絞って開発された小さな洗濯機だ。放水は洗面台でも済ませられる利便性が強調されている。

 当時と今の展示は場所が異なるが、ターゲット層は同じだ。

 ただ、当時のハイアールは、まだ海外に進出したばかりの中国のローカル企業にすぎなかったが、いまは世界を股にかける白物家電の巨人となっている。それが一番大きな違いだ。

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