2022年は米中覇権争いの序章!欧米列強とアジアの因縁の対立が根深い理由

2022年は米中覇権争いの序章!欧米列強とアジアの因縁の対立が根深い理由

The Economist: The World Ahead 2022

2022年の主人公は、間違いなく習近平氏とジョー・バイデン氏だ。英・エコノミスト誌の別冊「世界はこうなる」シリーズの2022年版の表紙は、ウイルスの拡大写真、大小2つの風力発電機、激しく上下する折れ線グラフ、ミサイルにも見える注射器や原子力記号にも見える中央の赤い円とともに、両首脳の顔写真をレイアウトした。象徴的な画像と謎めいた図案で来年を予想することで知られている同誌のタイトルも「THE WORLD AHEAD 2022」(今回から「in」が「AHEAD」に変更されている)となり、多くの世界の読者に「2022年以降も対立が続く」と解釈させた。東西を分断する深い溝とは何か。(ジャーナリスト 姫田小夏)

■「デカップリング」と言われながらも、対中投資が増加

 2021年を振り返れば、世界は不安定さを増し分断が進んだ。

 昨年4月、オーストラリアは巨大経済圏構想「一帯一路」の協力の覚書を破棄することを発表した。さらに、鳴り物入りで報道されたEUと中国との包括的投資協定の合意も昨年5月に審議が凍結された。また、9月には、米英豪による安全保障パートナーシップ「AUKUS」が発足し、この3カ国が協力し、オーストラリアの原子力潜水艦の導入を決めた。

 バルト三国の一つであるリトアニアも中国封じ込めに加わり、11月18日に「台湾代表処」を正式に開設。

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