ANA・JALのCAの苦境、出向先で大活躍する「コロナ美談」の陰で副業バイトに不合格の例も

ANA・JALのCAの苦境、出向先で大活躍する「コロナ美談」の陰で副業バイトに不合格の例も

Photo:PIXTA

コロナ禍は2年を超え、苦境が続く航空大手。大幅減収に見舞われたCA(キャビンアテンダント)が出向先の企業で活躍していると報じられる美談の裏で、生活のためのアルバイトにすら不合格となるほど悲惨な例もある。特集『ステルスリストラ 気付けばあなたも』(全10回)の#2では、CAが直面する実態をレポートする。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

■各地の名物の調理動画をアップするCA出向先で大歓迎の“美談”は全員共通なのか?

 北海道名物のおやつの「いももち」、北九州市の「焼きカレー」、熊本県の「だご汁」――。日本航空(JAL)は、航空機の客室乗務員(CA)を「JALふるさと応援隊」に起用。各地の名物料理を現役CAがエプロン姿で、「それでは早速作っていきましょー」などと楽しげに調理する動画をYouTubeで配信している。料理だけでなく、富山県の「越中和紙」でマスクケースを作る動画もある。

 全日本空輸(ANA)でも、CAが地域貢献を目的として山形県酒田市に移住し、地元の観光PRや酒蔵との商品の共同開発に取り組んでいる。CAがバラエティー番組に出演して地元の飲食店を紹介したこともある。

「JALふるさとプロジェクト」のホームページにはこれらの活動について、「ふるさとへの想いを大切に地域とのつながりを育み 新たな価値創造に努めるとともに 持続可能な地域社会の実現とSDGsの達成に向けて活動してまいります」などと書かれている。

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