韓国大統領就任式に中国が「習近平の最側近」を送り込んだ狙い、元駐韓大使が解説

韓国大統領就任式に中国が「習近平の最側近」を送り込んだ狙い、元駐韓大使が解説

ソウルの新大統領府での就任式後、中国の王岐山副大統領(左)と握手を交わした尹錫淑大統領(2022年5月10日) Photo:Chung Sung-Jun/gettyimages

■習近平国家主席の最側近が大統領就任式に出席

 10日に行われた尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国新大統領の就任式で、中国からは王岐山国家副主席が出席した。王岐山副主席は習近平国家主席の「右腕」とされる最側近であり、過去の韓国大統領就任式に出席した中国要人の中では最高位の人物である。

 王岐山副主席の派遣は、21日にソウルで予定される尹錫悦大統領とバイデン米大統領との首脳会談を意識したものであろう。文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は「安保は米国、経済は中国を重視する」と言って、米中間でバランス外交を取ってきた。しかし、尹錫悦大統領は米韓同盟や日米韓関係の強化に傾いており、それが中国の利益に反するのを懸念している。

 王岐山副主席が大統領就任式に出席したということは、中国も韓国の存在を軽視できなくなったということであり、同時に、韓国が中国の利益に反する行動を取れば厳しい対抗措置を取ることを示唆したものであろう。ちなみに、文在寅前大統領が中国を国賓訪問した時には、中国側主催の食事は2回のみと、軽視されていた。

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