【科学で解明】アスリートの移籍とパフォーマンスの変化

【科学で解明】アスリートの移籍とパフォーマンスの変化

Photo: Adobe Stock

ダイエット、禁煙、節約、勉強──。何度も挑戦し、そのたびに挫折し、自分はなんて意志が弱いのだろうと自信をなくした経験はないだろうか?
目標を達成するには、「良い習慣」が不可欠だ。そして多くの人は、習慣を身につけるのに必要なのは「意志の力」だと勘違いしている。だが、科学で裏付けされた行動をすれば、習慣が最短で手に入り、やめたい悪習も断ち切ることができる。
その方法を説いた、アダム・グラント、ロバート・チャルディーニら一流の研究者が絶賛する1冊、『やり抜く自分に変わる超習慣力 悪習を断ち切り、良い習慣を身につける科学的メソッド』(ウェンディ・ウッド著、花塚恵訳)より一部を公開する。

■アスリートの移籍とパフォーマンスの変化

 メジャーリーグベースボールは統計が大好きだ。そのおかげで、選手の移籍というよくある出来事によって生じる習慣の破壊の影響を測定するのに役立っている。

 所属する球団が変われば、習慣を発動するさまざまな合図が破壊される。チームメイト、プレーする球場、コーチ、球団経営者、ファン、住居にまつわるすべてだ。移籍によって選手のパフォーマンスも変わるかどうかを確かめるべく、2004年から2015年にかけて、球団を変わる前の数シーズンでパフォーマンスが下降の一途をたどっていた422名の選手を分析した報告がある。

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