進化する動物病院――飼い主とペットにとって本当によい動物病院とは

医療メーカーやペットフード会社からの情報をもとに推察すると、実数は1万施設ほどではないでしょうか。数的には緩やかな増加傾向にあると言っていいでしょう。

■専門化・細分化する動物病院

――そうなんですね。それでも1万施設という数は、かなりたくさんあるな、という印象です。生目田さんは、欧米流の「経営と診療を分離した動物病院経営」を行っていらっしゃいます。しかも、ご自身は獣医師でもある。そのような経営スタイルは日本でも増えているのでしょうか?

生田目 いえいえ、私のように獣医師でありながら経営に専念しているのは、日本ではかなり珍しいケースです。

 もともと日本の動物病院は、ほとんど獣医師が院長であり経営者でもある、という経営スタイルが主流でした。これは今でも多くの動物病院が踏襲しているスタイルです。

 しかし、ペットブームの到来とともに、90年代後半から一部の動物病院が大型化してチェーン展開を始めます。また、近年は投資会社がオーナーとなり、チェーン展開する動物病院も出てきています。

 さらに2000年代になると、専門特化した動物病院が登場し始めます。それまでの動物病院はあらゆる動物の内科も外科も全部診るというのが普通でした。

 そこに歯科、眼科、皮膚科、循環器科などのように診療科目に特化した動物病院が増えてきたんです。

関連記事(外部サイト)