単なる「雑学好き」で終わる人と、本当の教養を手に入れる人の差



 といっても、NDCの分類を熟知している必要はありません。すでに知っている本を検索して、その本についているNDCから「逆引き」すれば、同じ分類に入っている本にたどりつくことができます。図書館学的には分類表本体を見ない点で邪道かもしれませんが、利用者目線で見れば有効なテクニックです。

読書猿:NDCは日本では、ほぼどこの図書館でも使われる分類です。この「常識」、実は案外知られてなくて、びっくりしたことがあります。この前提を知らないと、いまの書物蔵さんのチップスはピンと来ないかもしれませんね。

『独学大全』でも、「NDCトラバース」という資料探しの技法を紹介しています。これは、自分が調べたいキーワードに、NDCの分類項目(1:哲学、2:歴史、3:社会科学…など)をいろいろ掛け合わせて検索してみるというメソッドです。

 自分が取り組んでいるテーマが、何かひとつの分類に収まるとは限りません。むしろ知識というものは、様々な分類の書物の中に点在しているものです。 NDCトラバースの技法を使えば、登山者が岩場を横に移動(トラバース)しながら登板ルートを探すように、ジャンルを横断しながら情報を探すことができます。

■デジコレで「全文検索」を使いこなすコツ

――前回記事で、書物蔵さんは「今後の全文検索の発展に期待したい」とおっしゃっていました。

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