単なる「雑学好き」で終わる人と、本当の教養を手に入れる人の差

これも、知らないとたどりつけないチップスですね。

書物蔵:繰り返しになりますが、データベースは使い方とセットになってこそ本領を発揮するもの。そうでないと、『エロエロ草紙』の繰り返しです。

 かつて、徳大寺有恒という自動車評論家がいました。昭和期の自動車メーカーは、クルマをつくることはできても、カーライフの提案がいまひとつできていなかったのですが、徳大寺氏のような評論家が「クルマの楽しみ方」を指南してくれたから、みんな自動車を欲しがったのです。

 デジコレも似たようなもので、国会図書館は「ちゃんとしたデータベースをつくっているんだから、それでいいでしょ」という感覚。これをユーザーがちゃんと楽しめるようになるには、使い方を指南する役割の人が必要です。

■「調べ方」のデータベース構築を

読書猿:いろいろな人の使い方を蓄積できるといいですよね。料理だと「クックパッド」に、たくさんのレシピが載っていて、それをつくった人の声も反映される。図書館利用についても、同じことができるようになればいい。

 もっといえば、Githubなんかと組み合わせて、誰かの調べ方をプログラムとしてそのまま引き継げるようなプラットフォームがあれば理想的。結局、僕ら素人が調べ物をするときに一番うまくいく可能性が高いのは、自分より前に同じことを調べた人がいないか探すこと、その人が辿りついたところから始めることですから。

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