14歳からわかる「第一次世界大戦」が起こったワケと大きすぎた「代償」とは?



 第一次世界大戦への道筋のなかで、大きな役割を果たした要因のひとつが、ヨーロッパをおおうナショナリズムだ。どの国も自国の文化に誇りを持っていた。

 特に、ギリシア、ルーマニア、セルビアといった、独立したての国々は、その傾向が強く、おまけにそのすべてが、ヨーロッパ南東部のバルカン半島という地域に固まっていたのだから厄介だ。

 ボスニアは、オーストリア=ハンガリー帝国の支配から逃れたいと思っていた。イギリス帝国のアイルランド人、トルコのアルメニア人、ロシア帝国のポーランド人も、似たような苦悩を抱えていたのだ。

 ヨーロッパじゅうに広がった帝国主義や、帝国どうしの敵対関係の高まりも、大きな要因のひとつになった。多くの国々が、外国の植民地をめぐって戦ったのだ。

 軍国主義の広がりも、多くの国々を一触即発の状態にしたといえる。工業化によって、新しい戦争の材料が生まれ、軍拡競争が進んでいった。その結果、多くのヨーロッパ諸国が同盟を築くことになる。

 いわば、チームをつくって、問題が悪化したときにはお互いに助け合うと約束したわけだ。1914年時点で、ヨーロッパの主な同盟としては次のふたつがあった。

◯三国協商:ロシア、イギリス、フランス

◯三国同盟:ドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国、イタリア

 ひとつの国が戦争をすると、別の国もそれに加勢した。わたしのチームとその応援団vs敵チームとその応援団、みたいなものだろう。

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