「フィンランド式教育」は日本に必要か?本国は数学力低下の深刻な事態
2022年05月29日 06時00分 ダイヤモンドオンライン
■義務教育の延長により18歳まで全て無料に
5月6日の「ニューズウィーク日本版」デジタルに次のような記事が掲載された。
ツイッターなどの反応を見ると、概して反応がよく、特にリベラルな考え方の人たちには圧倒的に評価されていることがうかがえた。
参考までにツイッターから意見を拾うと、「いいですね。日本も公教育にこそ投資すべきでしょう」(脳科学者の茂木健一郎氏)や「そう、先進国ってこういう考えなんです。『人への投資』―この時代の基本的な理念ですね。人材育成は国力にも直結します。(後略)」(前衆議院議員の屋良朝博氏)などが代表的だろう。
フィンランドは日本人には人気のある国だろう。森と湖のイメージや、テレビアニメにもなったトーベ・ヤンソン作の『ムーミン』、マリメッコなどのファッションやイッタラの食器、アルテックの家具など、北欧デザインの発信地として、特に女性に人気が高いようだ。
このフィンランドのイメージの高さに貢献したのは、なんといっても「教育先進国」としての評価の高さだろう。
特に、教育無償化を早くから実現して、生徒の個性を重視した少人数制や自主性を重んじた教育方針は、詰め込み教育や受験戦争が当たり前の日本人にとっては憧れすら生み出している。
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