フェイクニュースの裏側に、デマ拡散で大金を得ている人がいる!?

フェイクニュースの裏側に、デマ拡散で大金を得ている人がいる!?

Photo: Adobe Stock

「なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?」SNSに潜むウソ拡散のメカニズムを、世界規模のリサーチと科学的研究によって解き明かした全米話題の1冊『デマの影響力──なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?』がついに日本に上陸した。ジョナ・バーガー(ペンシルベニア大学ウォートン校教授)「スパイ小説のようでもあり、サイエンaス・スリラーのようでもある」、マリア・レッサ(ニュースサイト「ラップラー」共同創業者、2021年ノーベル平和賞受賞)「ソーシャル・メディアの背後にある経済原理、テクノロジー、行動心理が見事に解き明かされるので、読んでいて息を呑む思いがする」と絶賛された本書から一部を抜粋して紹介する。

■アメリカ大統領選で、マケドニアの若者が突然お金持ちに!?

 クリミア危機やアメリカ大統領選挙のさいのロシアの動きから、フェイク・ニュースを作るのにどのような政治的動機があるのかはよくわかる。だが、経済的動機からフェイク・ニュースを作る人間が多くいることも見逃してはならない。そのことは、マケドニア(現在の北マケドニア)のヴェレスでの事例を見れば明らかである。

 ヴェレスは、人口5万5000人の小さな町である。あまり活気があるとは言えない。テレビのチャンネルは2つしかなく、美しい教会がいくつかあるくらいで目立つ建物もほとんどない。

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