【医師が教える】「血液型診断」の大誤解と要注意「ブラハラ」とは?

【医師が教える】「血液型診断」の大誤解と要注意「ブラハラ」とは?

Photo: Adobe Stock

「血液型は何型ですか?」。何気なくしてしまいがちな質問だが、そもそも自分の血液型を知っていることの意味はない。むしろ他人にむやみに明かすべきものではない……といえば、驚く人も多いのではないだろうか。
『すばらしい人体』では、自分たちの身体が持つすばらしい機能を学べるとともに、風説に惑わされない「正しい医療知識」を身につけることができる。しかし、血液型は輸血に置いても重要な情報なはず。「知る必要がない」とは一体どういうことなのだろうか。
ブログ累計1000万PV超、Twitter(外科医けいゆう)アカウント9万人超のフォロワーを持つ著者の山本健人氏に「血液型にまつわる思い込み」について解説してもらった。(取材・構成:真山知幸)

■医学的な意味はない

――私は子どもが3人いるのですが、長男の血液型しかまだ調べてなくて。みんなの分も調べておかないとなあ、と思っていたのですが、『すばらしい人体』を読んで「え!」と驚きました。自分の血液型って知らなくてもいいんですか?

山本健人(以下、山本):自分の血液型を把握している意味は医学的にはほぼないと思います。「血液型を知っておかないと、輸血を受けるときに困る」という誤解が多いようですが、医療現場で本人に血液型を尋ねることはまずありません。毎回きちんと採血して血液型を確認してから、輸血を行います。

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