「嘘の情報を見分けられない人」の残念な共通点

「嘘の情報を見分けられない人」の残念な共通点

Photo: Adobe Stock

「なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?」SNSに潜むウソ拡散のメカニズムを、世界規模のリサーチと科学的研究によって解き明かした全米話題の1冊『デマの影響力──なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?』がついに日本に上陸した。ジョナ・バーガー(ペンシルベニア大学ウォートン校教授)「スパイ小説のようでもあり、サイエンス・スリラーのようでもある」、マリア・レッサ(ニュースサイト「ラップラー」共同創業者、2021年ノーベル平和賞受賞)「ソーシャル・メディアの背後にある経済原理、テクノロジー、行動心理が見事に解き明かされるので、読んでいて息を呑む思いがする」と絶賛された本書から一部を抜粋して紹介する。

■なぜ私たちは嘘を信じてしまうのか?

 人間はなぜ嘘を信じてしまうのか、ということについての研究は、フェイク・ニュースについての研究よりも進んでいる。ただ、問題は、今のところまだ確固たる理論ができているわけではないということである。

 現状では、二通りの考え方があって、はたしてどちらが正しいのか、という論争が続いている。それは「古典的推論」と「動機づけ推論」のどちらの影響が強いのか、という論争である。

 もし古典的推論が強いのなら、「人間は徹底的に分析的に思考をすれば、何が真実で何が嘘かを見分けることができる」と考えていいだろう。

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