「世間は意外と狭い」実は科学的に証明されている

「世間は意外と狭い」実は科学的に証明されている

Photo: Adobe Stock

「なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?」SNSに潜むウソ拡散のメカニズムを、世界規模のリサーチと科学的研究によって解き明かした全米話題の1冊『デマの影響力──なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?』がついに日本に上陸した。ジョナ・バーガー(ペンシルベニア大学ウォートン校教授)「スパイ小説のようでもあり、サイエンス・スリラーのようでもある」、マリア・レッサ(ニュースサイト「ラップラー」共同創業者、2021年ノーベル平和賞受賞)「ソーシャル・メディアの背後にある経済原理、テクノロジー、行動心理が見事に解き明かされるので、読んでいて息を呑む思いがする」と絶賛された本書から一部を抜粋して紹介する。

■「世間は狭いな」と感じる瞬間

 初対面の人が実は知人と知り合いで、「世間は狭いな」と感じた、そんな経験はあるだろうか。

 すごい偶然もあるものだ、と思うが、実はそれはまったく偶然などではない。人間関係というものの性質からして、ごくありふれた出来事だと言えるだろう。

 ネットワーク科学では、フェイスブックやツイッター、ウィーチャット、ワッツアップ、ピンタレストなどのネットワークは「スモール・ワールド(小さな世界)」と呼ばれている。いったいどういう意味だろうか。

 私たちが日々暮らしているこの「スモール・ワールド」について理解するには、まず、そもそも人間はどのようにして他人と関係を築くのか、それがどのようにしてネットワークにまで発展するのか、という基本的なことを知る必要がある。

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