「薬不足はあと3年続く」薬局経営者が語る“ジェネリック大号令”の失策ぶり

「薬不足はあと3年続く」薬局経営者が語る“ジェネリック大号令”の失策ぶり

未曽有の薬不足 3年は継続か

「薬不足はあと3年続く」薬局経営者が語る“ジェネリック大号令”の失策ぶり

Photo:PIXTA

この数年で急速に定着したジェネリック医薬品だが、全国的にかつてない規模で供給不足が続く。一部は高価な先発品に変更せざるを得ず、ジェネリックに慣れた患者の懐に響く。管理薬剤師として薬局を経営するヤマガタ薬局(神奈川県横浜市)の山形光正社長に、ジェネリック不足の現状と背景を聞いた。(聞き手・構成/医療・健康コミュニケーター 高橋 誠)

■“未曽有の薬不足”がまだまだ続く

 今や水や空気のように当たり前となったジェネリック医薬品=後発医薬品(以下、ジェネリック)ですが、多数のジェネリックが「出荷調整」解除待ちとなっています。薬局には各メーカーや医薬品卸から毎日のように欠品のFAX・DMが届きます。いわゆる出荷調整FAX・DMです。薬剤師の一日はこの「欠品対応」から始まります。状況に応じて近隣の薬局に相談することもあります。

 薬局で患者さんの希望するジェネリックが処方できないと、別のメーカーのジェネリックを代替品として投薬します。大抵のジェネリックは複数のメーカーが製造し、代わりの薬があるはずですが、「代替品すらない」という状況が全国各地の薬局や医療機関で既に1年ほど続いています。

 当薬局で扱う薬の85%以上はジェネリックです。ほとんどの患者さんは「ジェネリックに慣れている」ことになります。その慣れているジェネリックが、ほぼ全ての疾病領域で不足しています。

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