「価値ある情報を持つ人と持たない人」決定的な差

「価値ある情報を持つ人と持たない人」決定的な差

Photo: Adobe Stock

「なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?」SNSに潜むウソ拡散のメカニズムを、世界規模のリサーチと科学的研究によって解き明かした全米話題の1冊『デマの影響力──なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?』がついに日本に上陸した。ジョナ・バーガー(ペンシルベニア大学ウォートン校教授)「スパイ小説のようでもあり、サイエンス・スリラーのようでもある」、マリア・レッサ(ニュースサイト「ラップラー」共同創業者、2021年ノーベル平和賞受賞)「ソーシャル・メディアの背後にある経済原理、テクノロジー、行動心理が見事に解き明かされるので、読んでいて息を呑む思いがする」と絶賛された本書から一部を抜粋して紹介する。

■「似たものどうし」が集まる

 私の友人で同僚でもあるダンカン・ワッツは、いわゆる「スモール・ワールド理論」の研究の先駆者である。コーネル大学のスティーヴン・ストロガッツとともに、今のネットワーク科学の礎を築いた人でもある。

 クラスターは、時に非常に遠いクラスターと結びつくことがある。その結びつきは弱いが、そのおかげで非常に遠い位置にいる二人の人間が結びつくこともあり得る。

「世界中の人たちのあいだの隔たりは皆、6次以内になっている(1)」とも言われている。社会的に関係が遠いはずの人と自分に共通の知り合いがいるとわかって驚き、「世間は狭い」と思うことが多いのはそのためだ。

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