【スターバックス成功の理由】「サードプレイスを作ったから」ではない!若者に受け入れられた真の要因

【スターバックス成功の理由】「サードプレイスを作ったから」ではない!若者に受け入れられた真の要因

Photo: Adobe Stock

歴史的なイノベーションとして、引用されることの多いスターバックス。しかし、スターバックスがなぜ、コーヒーの新しい歴史をつくることができたのかについては、あまり知られていない。Kyoto Creative Assemblageは、歴史的なイノベーションをケーススタディとして取り上げ、新しい世界観をつくるための手がかりを得る。いわばイノベーションの“探偵”業務こそがそのミッションだ。今回は、多くの大学の教壇に立つ『探偵!ナイトスクープ』初代探偵・越前屋俵太氏(京都大学経営管理大学院研究員)と、京都大学経営管理大学院で「文化の経営学」を専門とする山内裕教授が、スターバックスの歴史的成功を調査する。その成功は、人々の潜在ニーズを満たしたからではなく、社会の変化を嗅ぎ取り、新しい時代を表現したからだった。

■第一の成功:スターバックスの誕生前夜に起きた“コーヒーの革命”

山内裕(以下、山内):スターバックスがなぜ成功したのかが、わりと誤解されているんじゃないかと思うんです。たとえば、よく聞くのが「美味しいコーヒーを提供したから」、あるいは「サードプレイスをつくったから」というものです。

越前屋俵太(以下、越前屋):サードプレイスーー「3つ目の場所」って、そもそもどういう場所なんです?

山内:人生のうちで多くの時間を過ごす1つ目の居場所である「家」や、2つ目の居場所である「職場」でもない、人がパーソナルな時間を過ごせる「3つ目の場所」とい意味です。

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