【『徹子の部屋』で話題】 「弱気になると負けだ」 と思っている外国人相手に 日本人が負けずに自己主張する方法

【『徹子の部屋』で話題】 「弱気になると負けだ」 と思っている外国人相手に 日本人が負けずに自己主張する方法

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大分県で生まれ育ち、小・中・高と地元の公立校、塾通いも海外留学経験もないまま、ハーバード大学に現役合格した『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』の著者・廣津留すみれさん。ハーバードを首席で卒業後、幼い頃から続けているバイオリンを武器にニューヨークのジュリアード音楽院に進学、こちらも首席で卒業した。現在はバイオリニストとして活動しながら、テレビ朝日系『羽鳥慎一 モーニングショー』のコメンテーターとしても活躍している。先ごろは『徹子の部屋』に出演し、話題となった。
日本から突如、世界のトップ校に飛び込み、並み居る秀才・天才たちのなか、途方に暮れるような大量の難題を前に、どう考え、どう取り組み、どう解決していったのか? 著者が学び、実践してきたハーバード流の「考える力」について、自身の経験をベースに、どうすれば個人や組織が実践できるかを、事例やエピソードとともにわかりやすく紹介する。
※本稿は『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』より一部を抜粋・編集したものです。

■日本語は「悪魔の言語」?

【前回】からの続き。英語では主語は「I」だけですが、日本語では「私」「僕」「俺」のようにたくさんあります。文末の変化もバラエティに富んでおり、敬語も複雑です。こうした日本語の特徴は、日本語を学ぼうとする外国人には難しく感じるようです。

16世紀に日本でカトリックの布教活動を行ったフランシスコ・ザビエルは、日本人とその文化を賞賛する一方、日本語については、その難しさから「悪魔の言語」と呼んだと伝えられています。

ザビエル自身は、スペイン・バスク地方の出身であり、母国語のバスク語もヨーロッパでは習得が難しい言語の1つに数えられています。英語には「バスク人を誘惑するために悪魔はバスク語を習ったが、7年かけて習得できたのは“はい”と“いいえ”だけだった」というジョークがあるくらいです。そのザビエルが音をあげたのですから、日本語の難しさは筋金入りといえるでしょう。

■英語と日本語の違い

もちろん、日本語には日本語のよさがあります。たとえば、日本語は文末を微妙に変えるだけで、細かいニュアンスと思いが伝わりやすいという特徴があります。「だね」「ですね」「かもしれない」と文末を変えると、その場と相手に応じて適切なコミュニケーションができます。

メールでよく使われる日本発祥の「絵文字」にも、文末に文章だけでは伝わらない思いを込めたいという、日本人ならではの繊細な感受性が表れているような気がします。ひな人形や門松など、日本でしか通じない絵文字が全世界のスマホで使われていますが、私は誇りに思います。

日本語の曖昧さは、ストレートに白黒をはっきりさせるビジネスのコミュニケーションには、英語に比べると向いていないかもしれません。でも、ストレートすぎる物言いで無用な波風を立てたくない日常生活でのやり取りには適している面があります。

■自分の意見に自信を持って胸を張って議論していますか?

英文でメッセージを送るときに文末のピリオドであっさり終わってしまうと、こちらには他意も悪意もないのに、私は何だかぶっきらぼうで冷たく感じることがあります。そこで私は日本語の感覚で最後に「……」をつけたり、「!!!」とビックリマークを連打したりして、ハーバードの友人たちから「ジャパニーズスタイルだね」とからかわれたこともありました。

ただし、日本語を使う感覚でストレートな物言いを避けていると、グローバルな環境では主張や考えに自信がない弱気な人だと軽んじられる怖れもあります。アメリカ人や中国人の友人には自己主張をはっきりするタイプが多く、英語で自信たっぷりに意見や考えを伝えてきます。

たとえ自信がなくても、弱気になると負けだと思っているので、自信たっぷりに胸を張って話すのでしょう。

■日本語モードから英語モードへ自信たっぷりに主張してみよう

日本語には敬語というフォーマットがあるので、目上の人にタメ口で自分の意見をいうことは考えられません。その点、英語はカジュアルとフォーマルの境目が極めて曖昧で、ハーバードでも学生が教授のことをファーストネームで呼ぶことすらあります。

丁寧な言葉遣いといえば、せいぜい「〜〜してもらえますか?」の「Can you……」を「Could you……」に変えるくらいですから、目上の人にも話し方を変えることなく堂々と物申せるのです。

日本に暮らしている日本人同士が日本語で会話するときはともかく、海外の人たちとコミュニケーションをする機会があったら、頭を日本語モードから英語モードに切り替えて自信たっぷりに主張するべきです。英語を学ぶことも、単なるコミュニケーション力の向上に留まらず、SVO型によるロジカル・シンキングを磨くことにもつながるはずです。

※本稿は『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』より一部を抜粋・編集したものです。ぜひチェックしてみてください!

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