日本の農業改革にフランスの「アグリテック」最新事情が参考になる理由

日本の農業改革にフランスの「アグリテック」最新事情が参考になる理由

フランスカンタルチーズと地元食材 写真:永田公彦

日本と同じく欧州でも、気候変動への対応、農業従事者の減少と高齢化、食料安全保障の強化、市民の志向変化(エシカル消費、地産地消、健康等)など「食」を取り巻く環境が急変しています。こうした中、欧州最大の農業国フランスでは、より持続可能な農業への転換を支えるアグリテック(農業革新のための技術)のエコシステムが急発展しています。(Nagata Global Partners代表パートナー、フランス国立東洋言語文化大学非常勤講師 永田公彦)

■日本とフランスにおける農業を取り巻く共通課題

 フランスは農業大国とのイメージを持つ方は多いでしょう。確かに、農林水産省や国際機関などのデータで日本とフランスの農業を比較すると、国土に占める農地割合(日:11.6%・仏:52.1%)、一経営体当たりの耕地面積(日:3.2ヘクタール・仏:52.1ヘクタール、2019年)、食料自給率(カロリーベース:日37%・仏125%、2019年)などフランスの規模の大きさは明らかです。

 一方、意外にも日仏の農業が多くの共通課題を抱えているのも事実です。主なものを五つ挙げます。

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