日韓首脳の初懇談が実現した「本当の理由」とは、元駐韓大使が解説

日韓首脳の初懇談が実現した「本当の理由」とは、元駐韓大使が解説

会談が実現した岸田首相と尹錫悦大統領 Photo:EPA=JIJI

■日本政府は「懇談」韓国政府は「略式会談」

 岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は21日午後(現地時間)、国連総会出席のため滞在中のニューヨークで約30分間の首脳懇談を行った。協議では元徴用工問題をはじめとする懸案解決に向け、外交当局間の協議加速で合意した。また、首脳間の意思疎通継続のほか、拉致や核開発問題を巡る北朝鮮への対応で連携を確認した。

 首脳同士が、対面で話し合いを行うのは、安倍晋三首相と文在寅(ムン・ジェイン)大統領が会談した2019年12月以来、33カ月ぶりである。

 日本政府は今回の対話を「会談」ではなく「懇談」であったとあえて説明している。一方韓国側は、これを「略式会談」としている。

 日本側が今回の対話を「会談」とは位置付けなかったのは、元徴用工問題の解決が見通せない中で首脳会談を行うのは時期尚早との見方が国内で支配的なためである。ただ、最終的には韓国側の関係改善に取り組む姿勢を評価し、非公式の「懇談」という形で対話に応じたものであろう。

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