「ママお茶」と言う子に答える 「ママはお茶じゃありません」は逆効果! 言葉で説明できる子になる親の対応は?

「ママお茶」と言う子に答える 「ママはお茶じゃありません」は逆効果! 言葉で説明できる子になる親の対応は?

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【YouTubeチャンネル登録数73万人、Twitterフォロワー数59万人、Instagramフォロワー数18万人】と、今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第2弾『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て○×図鑑』が大好評です。
この連載では、「てぃ先生が実際に試して効果のあった伝え方」や「保護者が絶賛した斬新なテクニック」を厳選。「子育ての困った」が「成長」に変わるコツをお伝えしていきます。

■もう怖い顔で注意しなくていい!大人が察しの悪いふりをすると子どもが自然とできるようになる

「ママ、お茶!」「パパ、ブロック!」「先生、おやつ!」
 子どもがこんなふうに言ってくること、よくありますよね。

 こんなときよくある受け答えが、
「ママはお茶じゃありません」
「ブロックが何なの? 最後まで言わないとわかんないよ」
 といった答え方。大人は、「自分で気づいて言い直してほしい」と思ってある種突き放すような言い方をするんですが、これ、子どもは混乱してしまうんです。

 というのも、言葉が出はじめのころは「ママ、お茶!」って言ったら「お茶って言えたねー!」とよろこんでお茶をいれてくれたし、「パパ、ブロック!」と言ったらすぐにブロックを取ってくれたからなんです。それがある日突然通じなくなるので、どうしたらいいのかわからなくなって、コミュニケーションを図ったり言葉を発したりするのもいやという状態になりかねないのです。

■子どもが「単語で通じる状態」を学んでいる

 なぜ子どもがひと言で済ませようとするのか、大きく分けると2つ理由があると言われています。

 まず1つ目が、やはり僕たち大人の言葉の影響です。たとえば「ハイ起きて」「片づけて」など、無意識にひと言で伝えることってよくありますよね。

 2つ目は、大人の察しがよすぎることです。子どもが大きくなっても、たとえば「えーと」と何かを探していたら「あーこのおもちゃね。はい」と手渡したり、鼻水をたらした子が「ママ」と言ってそばに来たら「はいはい、おはな出てるね」とティッシュでふいたりと、先回りしてやってしまうことがあると思うんです。その経験を積み重ねていくと、子どもの中で「あ、最後まで言わなくても伝わるんだ」という意識ができるわけですね。

■大人の言葉しだいで変わる

 じゃあどうすればいいかというと答えはとっても簡単で、まず1つ目としては僕たち大人がひと言でのコミュニケーションを極力避けることです。たとえば朝起こすときは「朝ごはんだから起きて」、お片づけも「これからお出かけするから、お片づけしてね」と、理由を前に言うことでできます。

 そして2つ目として、これが非常に重要なんですが、大人が察しの悪い人間を演出&演技するのがとても効果的です。
「ママ、お茶」「うん、お茶っておいしいよねぇ」
「パパ、ブロック」「うん、パパもブロック好きだな」
 といった具合です。子どもが「あっ、ちゃんと言わなくちゃ、わからないんだな」と自分で気がつくことによって、言葉で伝えようとする姿につながっていくと思います。

 わざわざ怖い顔をしながら、「ママはお茶じゃないよ」「最後まで言わないとわかんないよ」といった言い方や注意をしなくても、大人が察しの悪いふりをすると効果的です。ぜひやってみてください。

 本原稿は、てぃ先生著『子どもが伸びるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育て○×図鑑』からの抜粋です。この本では、ママパパの子育てが楽しくなって、子どもの「困った」が「成長」に変わるコツを紹介しています。一緒に楽しく、子育てしてみませんか?(次回へ続く)

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