65歳以降「年金だけでは暮らせない」という現実

65歳以降「年金だけでは暮らせない」という現実

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■年金生活の赤字は毎年のように拡大している

 私ごとで恐縮だが、GWに生活設計塾クルー(私が所属する会社)のオフィス移転をした。メンバー全員で「これを機会にモノを減らそう」と固く誓い、引っ越しの2ヵ月前から資料と書籍の整理をはじめること。

 古い資料や本は、整理しながらつい読みふけってしまうものだ。インターネットが広く普及したのが2000年頃だとすると、6人のメンバー全員が「普及前」の時代からFPをやっているので、白書など政府発行の資料やデータブックがやたら多い。本棚の場所も取るので、思い切って処分するもの、残すものの仕分けを進めていく。

 毎年データを参考にしている「家計調査年報」(総務省統計局)は、ところどころ抜けはあるが昭和58年分からあった。過去データは総務省統計局のHPで入手できるが、アップされているのは平成12年(2000年)分から。それ以前のものは、国会図書館などに行かないと手に入らないので、この年報は移転先に持っていくことに(捨てるのはいつでもできる)。

 家計調査年報のバックナンバーのうち、私が欲しいデータは「高齢無職夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)の家計収支」だ。多くの年金生活者は、年金収入だけでは支出を賄うことができず、現役時代に貯めた貯蓄や退職金を取り崩して生活をしている。10年くらい前から、年間収支の赤字額をウオッチしているので、もっと古いデータを見てみたくなった。

 古いデータの前に、まず2010〜2016年分を見てみよう。

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