G7の中間層が20年間全く豊かにならなかったことが世界を変えた

G7の中間層が20年間全く豊かにならなかったことが世界を変えた

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5月11日、『週刊ダイヤモンド』主催で定期購読者向けの特別セミナーが東京・青山で行なわれた。この日のセミナー講師は、ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー&マネージング・ディレクターの御立尚資氏。今回、「変化の時代とその源流」をテーマに、政治、経済ともに予測不能なこの激動の世界をどう捉えていくべきかを語っていただいた。

「こんばんは。御立です。よろしくお願いします。 

最近、世界の政治や経済がめまぐるしく動いています。米国ではトランプ大統領が就任し、ヨーロッパもワサワサしていて、日本の周辺も落ち着かない。そんな今、我々が生きている21世紀の前半というのは、『並存の時代』なのではないかと思っています。

『平家物語』が書かれた平安時代の最後、平家が栄華を誇っていた時代がありました。平安時代は貴族の時代でしたが、実際はそのあとやってくる武家時代が実は始まっていて、それまでずっと権力を持っていた天皇家と貴族がだんだんその役割を終えていったけれども、まだまだ権威だけはあって、でも、現実には武家の台頭を抑えることができなくなってきていた。この時代は、貴族の時代とその後に来る武家の時代が並存していた、ちょうど変わり目の時代だったのではないか、と思います。

 同じように今は、まさに変わり目、そうした併存の時代です。20世紀は工業化社会を作ってそれを資本主義で支えるというモデルで人類が豊かになってきましたし、我々も恩恵を十分に味わってきました。

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