デキる経営幹部のノートは「美しくない」

デキる経営幹部のノートは「美しくない」

ノートにメモをとるとき、編集・整理することにこだわっていませんか?

 少し前に『東大合格生のノートはかならず美しい』という本が話題になった。「東大に合格する受験生」のノートの“美しさ”について解説しているのだが、元東大生の友人は、「優秀な東大生」のノートはちっとも美しくないと力説していた。

 私は東大生のノートをたくさん知っているわけではないので、実際は分からない。しかし、長年ビジネスエグゼクティブの側近を務めてきたから、そういう人たちのノートについてはよく知っている。今ならパソコンでメモをとる人もいるが、昔はノートしかなかった。今でもノート派の人は結構多い。そして、その人たちのノートは決して「美しくない」。

■「人に読ませる文書」を分かりやすく仕上げる能力が高い

 まず筆跡について話すと、豪快な風体からは想像できないような小さい字を書く人もいれば、繊細な物腰とは真逆の暴力的な字を書く人もいる。いわゆる「きれいな字」の人もいれば、クセの強い字、たとえば右上がりになる字の人もいる(字は性格を表す?)。

 文字中心にノートをとる人もいれば、グラフなどの図を多用する人もいる。なかには、科学の話をしているわけでもないのに、すぐ方程式を書き出すような人もいる。単語しか書かない人も文章を書く人もいる。余白だらけの贅沢な使い方をする人もいれば、細かくびっしり書き込む人もいて、配置も書き方のルールもさまざまなのである。

 つまり、ノートの書き方など、みんなバラバラなのだ。

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