練習どおりのパフォーマンスを本番で再現するには?

新刊『世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法』では、脳の仕組みを活用し、4回連続記憶力日本一、日本人初の記憶力の世界グランドマスターになった著者による世界最高峰の勉強法を紹介しています。早くも4刷となった本書から、記憶力が左右する試験、資格、英語、ビジネスほか、あらゆるシーンで効果を発揮するノウハウを徹底公開します。

■集中スイッチとしての「耳栓」

 勉強する環境の話でよく話題にあがるのが周囲の「音」の影響です。

 適度なざわめきがあったほうがいいとか、何もないよりはある種の音楽が流れていたほうがよいとか、さまざまな研究が行われているようです。

 しかし記憶に限定すると、何かを覚えるタイプの勉強には静かな環境がふさわしいというのは間違いないようです。

 これは私も実感しています。というのは、私を含め世界記憶力選手権に出るような選手の多くが、耳栓やイヤーマフ(騒音環境でかけるヘッドホン状の防音具)、またはノイズキャンセル機能が付いているヘッドホンなどを使用しているからです。

 記憶競技では競技中、自分の頭の中の世界に浸り切る必要があります。

 膨大な量の記憶をするために選手たちは頭の中の「記憶の宮殿」に記憶を保管し、思い出すときにはそのイメージの中で歩き回り記憶を再現していきます。

 それには高度な集中力が要求されるため、ほんのわずかでも集中の妨げになるようなノイズが入り込む可能性をあらかじめ、排除しておきたいのです。

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