アニサキスによる食中毒が話題に 効く薬はなく「焼く・冷凍」で予防徹底も

アニサキスによる食中毒が話題に 効く薬はなく「焼く・冷凍」で予防徹底も

記事まとめ

  • 芸能人の渡辺直美が症状の辛さを語るなどアニサキスによる食中毒が話題になっている
  • 2012年に食品衛生法施行規則の一部が改正されアニサキス食中毒患者の届出が義務化
  • 届出患者数が急増し年に1万人近くが苦しむ、珍しくはない病気とはいえるよう

アニサキスに効く薬なし!「焼く・冷凍」で予防徹底を

アニサキスに効く薬なし!「焼く・冷凍」で予防徹底を

鮭の肉片に付着した糸のようなアニサキス(写真中央部分)

■2012年からアニサキス食中毒の届け出が義務化

 アニサキスによる食中毒がちょっとした話題となっている。芸能人の渡辺直美氏が複数のテレビ番組で激痛など症状の辛さを語ったことをきっかけに、実はあの芸能人も被害に! と話が広がった。新聞などのメディアも「アニサキス10年で20倍」(毎日新聞)といった具合に続いているが、実際のところそこまで患者が増えているのだろうか。

 2012年に食品衛生法施行規則の一部が改正されたことでアニサキス食中毒患者の届出が義務化された。よってそれ以降、届出患者数が急増するのは当然のことである。その一方で、アニサキス食中毒の届出がないケース、医者にかからないケースも多いとされるので、患者の総数の正確なところはわからない。2005年から2011年の症例数が年平均で7147件との推計があるので、年に1万人近くが苦しむ、珍しくはない病気とはいえる。

 届出患者数をもとにした過去3年間のアニサキスによる食中毒発生状況を見ても、患者が増えているとも減っているとも判断できない。数年前から注意喚起がなされ患者の届出も義務化されたという事実から、厚生労働省が危機感を持っている=患者が増えているのだろうと推測することは可能だが、すっきりしない。

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