「結婚宣言」で大炎上!アイドルに禁欲を押し付ける日本の男の異常性

「結婚宣言」で大炎上!アイドルに禁欲を押し付ける日本の男の異常性

AKB商法に限らず、日本ではアイドルに禁欲を求める風潮が強い。このルーツをたどると、明治期に生まれた日本独自の「純潔信仰」につきあたる 写真:日刊スポーツ・アフロ

結婚宣言をしたことで、ファンから壮絶なバッシングを受けているNMB48の須藤凜々花さん。日本のアイドルは伝統的に恋愛を謳歌することが認められないが、これは世界的に見て特異な文化だ。なぜこんなことになっているのだろうか?(ノンフィクションライター 窪田順生)

■アイドルの結婚宣言でファン激怒!「AKB商法」の異常性

 かわいさあまって憎さ百倍ということか――。

 アイドルグループ・NMB48のメンバー須藤凜々花さんが壮絶なバッシングにさらされている。

 きっかけは、6月17日の『第9回AKB48選抜総選挙』で3万1799票を集めて20位に入り、ファンへの感謝の気持ちをスピーチするなかでおこなった「爆弾発言」である。

「大好きな大好きな皆さんに囲まれて、私はすごく人の愛について知って、初めて人を好きになることができました。私、NMB48の須藤凜々花は結婚します」

 ご存じのように、「AKB商法」とは、「恋愛禁止」というルールの下に置かれた「夢に向かって頑張る推しメン(イチ推しメンバー)」に対して、金と時間をつぎ込んでパトロン気分が味わえる、というビジネスモデルだ。

 コツコツ貯めたお金でCDを山ほど購入すればするほど、「俺が彼女の夢を叶えてあげた」というカタルシスが得られるという、ギャンブルやコンプガチャにも似た高い射幸性がある。

 大金をつぎ込んだギャンブルでイカサマがおこなわれていたら、客は「これまでつぎ込んだ金返せ!」と怒鳴りたてるだろう。それと同じように、須藤さんにも以下のようなクレームが殺到し、「大炎上」してしまっているのだ。

「ファンを騙して金使わせて」
「あなたにどれだけの人がお金を使ったか。返金対応すべき」
「アイドルなめすぎだろ」

 怒る気持ちはわからんでもないが、このような壮絶なバッシングを見ていると、あらためて日本の「アイドル」というもの異常性に気づかされる。

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