ジャパネット高田明氏が磨き上げた、聞く人の心に響く「伝え方」

ジャパネット高田明氏が磨き上げた、聞く人の心に響く「伝え方」

伝わるしゃべりは恋愛と一緒。内側から溢れ出す「自分の言葉」こそが相手に伝わる。表情や体の動きも含めた、まさに「全身での表現」は、優れた人物の真似をしても体得はできない

視聴者の心にダイレクトに響くしゃべりで人気を博し、次々にヒット商品を生み出してきた高田明氏。約25年間、積み上げてきた「伝わるしゃべり方」の秘訣を語ってもらった。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集長 深澤 献)

■流暢なしゃべりは必要ない伝えるために必要な要素とは

ーーお会いしてみて驚いたのは、高田さんの声のトーン。テレビで拝見するときと違って、低い声をされているんですね。

高田 よく言われます。あのテンションでずっと生活していたら、この歳まで生きてませんよ(笑)。でもね、あのテンションはわざと作っているのかというと、それは違うんです。

 僕はよく、伝わるしゃべりを恋愛にたとえるんです。大好きな女性を自分のものにしたい時、ボソボソと「好きだ…」なんて言ったって振り向いてもらえないでしょ?あなたは素晴らしく魅力的だ、ぜひ僕と付き合ってほしいって、情熱を込めて伝えるときには、表情だって自然と変わるだろうし、月並みな表現じゃなくて、自分の内側から溢れ出てくる言葉がありますよね。

 僕も同じで、カメラの前に立つと、自然にああいうテンションになっちゃうんです。

ーー1990年にラジオショッピングを始めたときが、MCデビューだったと思うんですが、最初から結構しゃべれていたのですか?

高田 あの頃の自分のしゃべりが入ったカセットテープが残ってるんです。それを聞くと、そこそこ普通にはしゃべれていました。

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