なぜスタンフォードでは「リーダーは自分を思いやれ」と教えるのか

なぜスタンフォードでは「リーダーは自分を思いやれ」と教えるのか

スタンフォードの授業で「リーダーは自分を思いやれ」と教える理由とは? Photo by Chie Sato

スタンフォード大学経営大学院の学生の行動を次々に変え、絶大な人気を誇る授業。それがリア・ワイス博士の「マインドフルネスと思いやりのリーダーシップ」だ。授業で特にワイス博士が注力しているのが「コンパッション」と「セルフコンパッション」。自分を思いやり、他人を思いやることができるリーダーになるための瞑想や演習だ。これらは「マインドフルネス」に続き、新たな研究分野として注目されている。

なぜ「思いやり」は人間のリーダー力を高め、企業に利益をもたらすのだろうか。前回に続き、今月22日発売の「スタンフォードでいちばん人気の授業」(幻冬舎) で紹介されているリア・ワイス博士のインタビューをお届けする。

■思いやりが生産性を高める

佐藤 なぜマインドフルネス瞑想をすると、自己実現力と仕事の生産性を高めることができるのでしょうか。

ワイス サンタクララ大学のシャウナ・シャピロ教授は、「マインドフルネスを構成しているのは、『目的+集中+心構え』の3要素だ」と述べています。つまり(1)意図と目的を明確にする(2)目標へと意識を集中させる(3)「あるがままに」「好奇心を持って」など、適切な心構えで臨む。これらの3要素がそろったマインドフルネスを実践すれば、目的を達成できる可能性が高くなることが調査結果からわかっています。

 たとえば、禁煙をしたいと思った人は禁煙する方向に、痩せたいと思った人は痩せる方向に、もっと意味のある人生を送りたいと思えば、有意義な人生を送る方向に進むことができます。自分が達成したいことを認識して、それに意識を集中させて、適切な心構えで臨めば、結果に反映されるのです。

佐藤 自己実現力を高めるために、授業ではどのような演習をしますか。

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