家電のバルミューダ最新商品はなぜ「カレールー」なのか

家電のバルミューダ最新商品はなぜ「カレールー」なのか

Photo by Jun Takai

週刊ダイヤモンド7月1日号の第二特集では、「『新星』続々誕生!白物家電の逆襲」を掲載しました。大手家電メーカーの寡占状態にあるかと思われた白物家電市場に続々登場した新規参入企業が、市場そのものも変えつつあります。その『新星』の1社であるバルミューダ。寺尾玄社長のインタビュー拡大版を掲載します。(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

――家電ベンチャーでありながら、最新商品はなんと「カレールー」です。驚きました。

「モノより体験」という仮説を徹底して信じ切っているからです。

 上野のカレーの名店デリーに「ドはまり」してしまった、という僕自身の体験があるのですが、自分なりに考えたある食材を加えたらもっとおいしくなる、バルミューダ・ザ・ゴハン(バルミューダが販売する炊飯器)で炊いたご飯とぴったり合うカレーができるのでは、というアイディアを、デリー社長の田中源吾さんに持ち込んだところ意外にもコラボレーションのOKが出た。カレーの業界ではありえないという常識外れの食材らしいのですが、これが非常にうまくはまった。

 僕はモノから発想しない。お客を喜ばせるために、素晴らしい体験をお客に提供するには、こんな素晴らしいことを実現するのは何が必要なのか、というところから考えはじめます。「恋をしてしまうようなカレー食べたくないですか」「世界一のトースト食べたくないですか」と。

 既存の製品やサービスではできない体験を実現するにはどうすればいいか、という「空想」がまずスタート地点。ただし、この空想を実現化するのは技術が必要なのです。

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