市場規模を調べたいときに 当たるべきソースとは?

『アナリストが教えるリサーチの教科書 自分でできる情報収集・分析の基本』を上梓した、アナリストの高辻成彦さんに聞く、ビジネスリサーチの基本とは? 連載4回目の今日は、市場規模の調べ方を紹介します。

■市場規模の把握の仕方

 今日は、市場規模のつかみ方について取り上げます。
 業界を調べる際に、特に知りたい情報として、市場規模があります。
 前回は、経済統計のかんたんな見方について取り上げましたが、市場規模は、以下から情報を得ることができます。

 1)国の経済統計
 2)業界団体の業界統計
 3)市場調査会社の調査報告書
 4)事業会社のIRデータ
 5)自ら推計するケース

■国の経済統計

 国の経済統計は、大きく分けて、一次統計と二次統計とがあります。
 一次統計は、統計を作成することを目的として行われる調査から得られる統計です。
 これに対して、二次統計は、一次統計などから加工した統計で、加工統計とも呼ばれます。たとえば、GDPなどです。

 市場規模を調べる際には、一次統計、なかでも業種の網羅性という意味で、経済産業省の経済統計と接することが多いと思います。
 経済産業省は、所管が、鉱工業、商業、サービス業と広いからです。

 鉱工業であれば生産動態統計調査、商業であれば商業動態統計調査、サービス業であれば特定サービス産業動態統計調査があります。
 これらは、月次で統計を作成・公表していますので、より直近の市場動向を把握できます。

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