「乳酸菌で虫歯・歯周病予防」商品化に挑んだ平成生まれ商社マン

「乳酸菌で虫歯・歯周病予防」商品化に挑んだ平成生まれ商社マン

徳本光宏・三井物産ビジネス推進部知財ビジネスチームビジネスコーディネーター Photo by Masato Kato

「L8020」という見慣れない文字がプリントされたタブレットや洗口液などの商品を今後、コンビニエンスストアやドラッグストアで見掛ける機会が増えるかもしれない。

 L8020とは、虫歯や歯周病の原因となる菌を減らす乳酸菌の一種だ。広島大学教授の二川浩樹が約10年前に人の口腔内から発見し、「80歳になっても20本の歯を」との願いを込めて命名した。

 その理念に共鳴し、L8020の製品化や販売拡大に奔走したのが、三井物産の徳本光宏(28歳)だ。今月末から大手コンビニで順次販売開始される味覚糖の「UHAデンタクリアタブレット」は、L8020の特許が商品化されたもの。三井物産にとっては、知的財産(知財)で稼ぐビジネスの第1号案件である。日本が出遅れている知財ビジネスの収益化に挑んだのは、かつてロボット開発者を夢見た若き商社マンだった。

 徳本は平成元年生まれ。なぜか昭和の象徴ともいえる『鉄腕アトム』が好きで、小学生のころから図書館で漫画を読みあさった。

 ロボット開発者になりたいという夢を抱いて早稲田大学理工学部へ進学し、大学院修了までロボット工学を学んだ。だが「この道ではナンバーワンにはなれない」と断念し、「新しいビジネスモデルを開拓し、ロボット業界に貢献したい」と商社の世界に飛び込んだ。

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