福島市の「生活保護中傷チラシ」に見る根深い低所得者バッシング

福島市の「生活保護中傷チラシ」に見る根深い低所得者バッシング

昨冬から昨冬から福島市内で配布されている「生活保護中傷ビラ」からは、低所得者への根深い偏見と悪意が色濃く見える。この社会の歪みはどうしたらなくなるのか(写真はイメージです)

■悪意に満ち溢れた内容に戦慄福島市で配布された中傷チラシ

 本日は7月7日、七夕だ。日本のあちこちで、小さな短冊に託された願い事が、笹の小枝の先で揺れていることだろう。中には、「ライバルの○さんが活躍できなくなりますように」「△さんが□さんと別れてくれますように」といった内容の短冊も含まれているかもしれないが……。

 昨冬から数回にわたり、福島市内の複数の公営住宅で、「生活保護費は現物支給か大幅削減してこそ真の平等」「生活保護受給者を支える納税者にも生活権を」と大書されたチラシが住民の郵便受けに配布されている。現在のところ、作成者・配布者は不明だ。

 私にこのチラシを最初に見せてくれたのは、福島市内の公営住宅に住むミサトさん(仮名・41歳)だ。ミサトさんは必死で働きながら1人娘を育ててきたが、過労と困窮の末に心身を病んで倒れた。現在は治療を続けながら、高校生になった娘とともに生活保護で暮らしている。

 チラシの内容は、生活保護制度に対する無知と生活保護で暮らす人々に関する偏見に満ち溢れているのだが、「紋切り型の」という紋切り型の文言で評するのもはばかられるほど、手垢にまみれすぎた定型句と「テンプレ」を寄せ集め、過激にしてツギハギしたような代物だ。

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