意思決定ができないリーダー 3つのタイプ

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拙著、『知性を磨く』(光文社新書)では、21世紀には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が、「21世紀の変革リーダー」として活躍することを述べた。この第25回の講義では、「技術」に焦点を当て、拙著、『意思決定 12の心得』(PHP文庫)において述べたテーマを取り上げよう。

■直観力の無いリーダー

 今回のテーマは、「意思決定ができないリーダー 3つのタイプ」。このテーマについて語ろう。

 企業や団体、組織や職場のリーダーであるかぎり、重要な「意思決定」が求められる場面に遭遇することは、しばしばあるだろう。

 しかし、世の中を見渡すと、「意思決定ができないリーダー」は、決して珍しくない。

 それは、どのようなリーダーだろうか。

 今回は、意思決定ができないリーダーとして「3つのタイプ」を紹介し、なぜ、意思決定ができないのかを考えてみよう。

 まず、第1のタイプ、田中リーダーのエピソードを紹介しよう。彼は、人が良いのが評判のリーダーだ。いつも周囲の気持ちを大切にして行動するため、人間的には皆から好かれている。俗に言う「決して敵をつくらない」といったタイプのリーダーでもある。

 しかし、メンバーにとっては、一つだけ悩ましいことがあった。

 田中リーダーは、意思決定をしてくれないのだ。

 例えば、ある企画について重要な意思決定をしなければならない会議で、メンバーの意見が分かれてまとまらなかったときに、田中リーダーは、決めてくれないのだ。

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