経済成長のカギは低賃金!? ヨーロッパの自動車産業に注目!

経済成長のカギは低賃金!?  ヨーロッパの自動車産業に注目!

経済成長のカギは低賃金!? ヨーロッパの自動車産業に注目!の画像

「経済×地理」で、ニュースの“本質”が見えてくる!

地理は、ただの暗記科目ではありません。農業や工業、貿易、交通、人口、宗教、言語にいたるまで、現代世界の「ありとあらゆる分野」を学ぶ学問です。

地理なくして、経済を語ることはできません。

代々木ゼミナールで「東大地理」を教えている実力派講師であり、『経済は地理から学べ!』の著者でもある、宮路秀作氏に話を聞いてみました。

■先進国って、どんな国?

 先進国という言葉があります。これは一般的には先進「工業」国を意味しますが、ここではあえて、先進工業国という言葉を使います。

 先進工業国では機械類(一般機械と電気機械の合計)や自動車の生産が盛んです。これらは国内市場だけでなく、世界市場へと積極的に輸出され、輸出品目の中心を占めています。

 先進工業国の多くは、最大輸出品目が「機械類」です。しかし、スペインの最大輸出品目は「自動車」なのです。スペインの輸出品目は「1位自動車、2位機械類」となっていて、これは先進工業国の中で、スペインだけなのです。スペインの経済発展の歴史を見ていきましょう。

■ 安い労働力を武器に発展!

 スペインは、第二次世界大戦後、「輸入代替型工業化政策」を採用していました。

「輸入代替型工業化政策」とは、輸入している工業製品を国産化することで、自国の近代的工業化や経済発展を進めようという政策のことです。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)